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コラム：薬剤師を取り巻く環境「ドラッグストア薬剤師の現状」

ドラッグストアの薬剤師はどういう現状でしょうか。

調剤併設型の場合、多くは調剤に携わりますが、ＯＴＣ医薬品やサプリメントの販売にも携わります。

かつては「調剤しかやりません」という薬剤師もいましたが、最近は採用時に「ＯＴＣ医薬品も調剤も両方担当すること」を伝えるドラッグストアも多くなってきました。

首都圏の大手ドラッグストアは「調剤、ＯＴＣ医薬品、化粧品の部門をローテーションで回る配置にした」といいます。

ＯＴＣ医薬品や化粧品も分かる薬剤師の方が顧客や患者の相談に応じやすいのはいうまでもありません。

しかし、ドラッグストアの薬剤師すべてがこのような顧客や患者の相談に応じているかといえば、実情は厳しいです。

毎日の品出し、値付け、レジ打ちなどに忙殺されていることも珍しくありません。

顧客は相談しようにも薬剤師を見つけるまでが一苦労という状況もあります。

そのため、希望に燃えて入社しても半年程度で退職するケースもあります。

薬剤師不足が根本原因ですが、登録販売者を有効に活用し、薬剤師にはその専門知識を活かすカウンセリング業務に専念できるような社内体制整備が不可欠といえます。

参考になさってください。

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