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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

丸分かり!薬剤師13「薬剤師の将来」

薬剤師の将来

高齢化が進む中で、薬剤師には、医師や看護師と一緒に医療の担い手としての役割も期待されています。

病院で働く薬剤師は、入院患者への服薬指導や副作用チェック、患者の治療方針を決定する際に薬の専門家として意見が求められます。

院内で調剤業務をするだけでなく、「チーム医療」の一員として、医師の回診に同行したり、看護師など他の医療スタッフと連携し、患者1人ひとりに応じた最適な薬の選択や投与方法などに関与していきます。

医療過誤の多くは医薬品によるものといわれます。今後、薬剤師の臨床におけるかかわりの度合いが、医療の質や患者の満足度を大きく左右するようになるでしょう。

また、薬局の薬剤師には、地域の人々の健康を守るコンサルタントとしての役割が求められています。

かかりつけ薬局とは、患者さんが治療を受けているさまざまな病院でもらった処方せんのすべてを調剤してもらうための行きつけの薬局のことです。

かかりつけ薬局をもつと、今までいろいろなところでもらっていた薬を1か所で調剤してもらうことになるので薬歴管理がしっかりでき、薬の重複投与や相互作用による副作用などを避けることが容易になります。

かかりつけ薬局では、薬局に薬を取りにくることのできない在宅で療養している患者のところに、服薬指導や医薬品管理指導などのために訪問する在宅医療業務を行ったりもします。

今後、薬剤師には、薬学だけでなく医学全般の知識を身につけることが必要となってくるでしょう。

2006(平成18)年度から薬系大学の薬学科が6年制となり、医療薬学系の科目が充実され、病院および薬局実習の期間が計5ヶ月間と長くなったのも、そうした時代背景があるのです。


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