薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。
2012/4/2
6年制初の薬剤師国試合格発表 合格率88.31%と高く
薬学教育6年制になって初めての薬剤師国家試験の合格発表が3月30日に実施。8641人の薬剤師が誕生。合格率は88.31%。過去75%前後で推移してきたのと比べ高い割合となったが、合格率が高い傾向にある新卒受験者が9割近くを占めたことや、大学側が進級を精査するなどした結果、受験者が絞り込まれたことも影響。
9785人の受験者のうち6年制の新卒は8584人と9割近く(4年制時代の国試では7割前後)。そのうち合格者は8182人で合格率は95.32%。新卒では過去80%の半ば前後を推移していたのと比べて10ポイント近くも高くなったことが、
全体の合格率を押し上げた格好。
その新卒者の合格率の高さは、大学側が進級を精査するなどし、受験者が絞り込まれたことが背景。文科省の資料によると、6年制の定員は1万0514人、5年次への進級は8712人。受験者はそれを下回る8584人。