薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。
2012/6/22
薬剤師の病棟配置の評価に期待 東邦大小山氏
2012年度の診療報酬改定で新設された、薬剤師の病棟薬剤業務を評価する「病棟薬剤業務実施加算」に関して、東邦大医学部教授で、日本ジェネリック医薬品学会長である小山信彌大氏は、日本ジェネリック医薬品学会の第6回学術大会の講演の中で、「(病院での薬剤に関する)ヒヤリ・ハット事例が非常に多かったが、これが激減することが証明されれば、薬剤師の病棟配置の評価が14年度改定で叫ばれることになると思う。
したがってこの1年間は非常に大事な時期だ。」と述べた。
また、今まで病棟配置している病院が少なかったこともあり、薬剤師の病棟配置の評価を盛り込むことが困難だったと説明。病棟における業務ではなく、常時、薬剤師が病棟にいることを評価することが大事と述べた。
同氏の思惑どおり、病棟の中で薬剤師がしっかり成果を出せるか、その必要性を十分周りに認識させられるかどうか、この1年が正念場と言える。