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薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:生き残る薬剤師とは?「製薬企業勤務薬剤師」

医薬品産業における薬剤師のステージは、研究・開発とMR(医薬情報担当者)です。

MRは自社製品に関する品質や有効性、安全性などの情報を病院の医師や薬剤師に提供するのが仕事です。

「MR白書」によると、MR総数は2011年度に6万3875人でした。10年度に6万人台に到達しましたが、11年度に2600人も増えました。07年にいったん減少したものの、その後、上昇に転じて増加し続けています。

男女比で見ると、男性は5万5284人、女性は8591人と男性が圧倒的に多いですが、女性MR数が2000年の調査開始以来、一貫して増え続けています。女性MR全体に占める経験年数5年以上の構成比についても、08年から年率で約5%上昇。これは、各社が行う女性MR支援制度の導入・強化策が背景にあり、就業年数の長期化につながった ためといえます。

ただ、MR職は薬剤師以外の理系・文系出身者も多く、必ずしも薬剤師の職種ではなくなっています。

2011年度のMR数の内、薬剤師は5580人にとどまり、構成比で11.2%に過ぎません。かつてのように薬剤師を大量に採用する時代ではなくなったのです。

MRの増加要因は、CSO(医薬品営業支援)ビジネス拡大によってコントラクトMR(CMR)が増加していること、ジェネリック薬関連企業によるMR増員などによるもので、大手製薬企業には目立った変動はありません。

MRの魅力は他の職種に比べ、待遇が良いこと。一例を挙げると、ある大手製薬会社の30歳以上の平均年収が1000万円だといいます。ただ、MRの場合、医師との接点が多いこともあって気苦労が絶えず、残業も多いため時間換算をすれば決して高いといえません。

参考になさってください。

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