薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。
薬剤師の転職にあたり、病院から調剤薬局であったり、薬局からドラッグストアなど、業態が変わる場合は特に不安が大きいのではないかと思います。そこで業態別の長所・短所をまとめてみます。
・病院薬剤師
長所として、知識やスキルはかなり身に付くと思われます。注射、NSTや訪問など、調剤薬局やドラッグストアでは 経験できないものができます。ただ最初の給料は安く、そこから上がっていっても
普通の会社員とあまりかわらないか、若干良いくらいという水準です。給料という面では他の業態に比べれば最も低いのが一般的です。
しかし最も安定している業態でもありますので、給料よりは安定を取る方には向いていると言えるかもしれません。なお、大きい病院の場合、派閥など面倒な人間関係がある場合もあるようです。
・調剤薬局
長所としては、最初の給料は一般的な水準より高い点が挙げられます。また、比較的時間の融通が利く場合が多いようです。5時で終わるところもありますし、さらに家賃補助や引越し手当て、交通費、福利厚生などが充実していると所も多いようです。
短所としては、狭い職場が多く女性が中心ですので、人間関係が厄介になることが多い点は留意する必要がありそうです。
・ドラッグストア
長所としては、力仕事もありますが、自分で商品を選択してお勧めできるという主体性や充実感が挙げられます。商品配置などもある程度、自分でできます。売り場が広いことやパートさんがほとんどということもあり、ややこしい人間関係はあまりないようです。
一方、短所としては、売上や利益など数字にうるさい文化であるのが一般的です。また、正社員になると朝8〜夜10時と言った重労働が当たり前、という場合もあります。この3つの業態の中では、精神的にも肉体的にも最もキツイのはドラッグストアですね。ただしその分給料は高く、700万円〜1,000万円と言ったレンジになっており、最も給料が高い業態です。
参考になさってください。