薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。
医薬分業の起源は、1240年のヨーロッパの神聖ローマ帝国のフリードリッヒ2世が、医師の調剤を禁止し、薬剤師が調剤することを定めたことにさかのぼります。
我が国においては、明治時代より医薬分業の法的理念が示され、1956年(昭和31年)に「医薬分業法」が施行されたものの、医師が直接患者に薬を手渡すことが慣習的に続けられていたこともありなかなか定着しませんでした。
我が国において実質的に医薬分業が開始されたのは1974(昭和49)年であり、その年の診療報酬改定で処方せん料が10点→50点に引き上げられたことが契機となりました。
その後、医薬分業は徐々に進展し、医薬分業率(全国平均)は1989(平成元)年に11.3%、最近では60.7%と増加していますが、地域によりその進展度に大きな差があるのが現状です。
参考になさってください。
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