トップページ > コラム:薬剤師と地域医療「薬剤師の役割/学校薬剤師(1)」

薬剤師は景気の好不調の波を受けにくい人気の業種です。しかし、人生の多くの時間を費やすわけですから、やはり、よりよい処遇・よりよい人間関係・よりよい職場環境を求めたいものです。一度しかない人生です。ユーザーのみなさまが、ぜひ素敵な仕事・職場にめぐり合えることを祈っております。

コラム:薬剤師と地域医療「薬剤師の役割/学校薬剤師(1)」

これまで「地域医療における薬局の役割」を記しましたが、ここでは薬局を離れ、薬剤師個人としては、地域の中でどのような役割を果たしているかを紹介します。

2.学校薬剤師(1)

学校保健安全法第23条第2項において「大学以外の学校には、学校医、学校歯科医、学校薬剤師を置くものとする」と定められています。

学校薬剤師の職務は保健管理の分野での環境衛生活動を行うだけでなく、学校保健委員会にも参加して、児童・生徒が最善の環境で学習ができるように学校側と方針を定め計画・立案を行い実行しています。

その他、薬剤師の専門的職能を活用した活動も求められ「医薬品の正しい使い方」「薬物乱用防止」など、教育活動にも関与します。この活動は、文部科学省より「薬物乱用防止に関する指導の徹底について」の依頼文、および、「新学習指導要領」が出されたことで、近年、より活発に行わ れています。

薬物乱用防止に関する指導の徹底についての中では、「全ての中学校及び高校学校において、学校薬剤師等の協力を得て年に1回は薬物乱用防止教室を開催するよう努めるとともに、地域の実情に応じて小学校においても薬物乱用防止教室の開催に努めること」と明記され、新学習指導要領においては、小学校高学年「体育編/保健/病気の予防」の中で「地域では、保健にかかわる様々な活動が行われていること」が追記されたこと、そして、中学校3年生「保健体育/保健分野」の中で「健康の保持増進や疾病の予防には、保健・医療機関を有効に利用することがあること。また、医薬品は正しく使用すること。」が追記されました。

これらのことにより、学校薬剤師が教育活動に参画することは、学校側からも法的にも求められていることが分かります。

参考になさってください。

>>>今月の薬剤師転職サイト比較/口コミ人気ランキングはこちら

目次

トップページ
薬剤師/転職・求人サイト比較
生き残る薬剤師とは?
丸分かり!薬剤師
薬剤師の転職に関するアドバイス
薬剤師に関する基礎知識
病院における薬剤師の役割
薬剤師とセルフメディケーション
薬剤師と地域医療
薬剤師を取り巻く環境
地場薬局の未来
薬剤師関連ニュース

口コミを投稿する